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15XX年○月△日 天候:よく晴れた空と穏やかな風

ヴェネツィアから手紙が届いた。
差出人はクソ生意気な彫刻家・三毛ランジェロだ。
ワシに手紙を出すなど良い度胸をしているではないか。
貴様なぞ三毛猫を食って彫刻が見守る中、大理石のクソでもしているが良い。
そんな事を考えながら手紙の封を切って内容を確認する。

―――お元気ですか、万能のクソジジイ。
    私は彫刻の依頼が大量に来るので、手紙を書くのもままなりません。
    しかし、少しの空き時間を利用してあなたなんかのためにこうして筆を執っています。
    感謝しやがりなさい。

    さて、本題に入ります。
    最近あなたの作品には謎が多いという噂が巷では流れており、
    その謎を解明しようという物好きたちが後を絶ちません。
    何を考えているのか私には全く理解しかねます。
    作品にどんな謎が秘められているのか、それを考察、解明する本も出版されているようです。
    やれやれ、あなたなんかタダのハゲっ面の画家にしか過ぎないというのに、
    世間というものは分からないものですね。

    そうそう、私が手がけた大作に関する本も出版されているようです。
    まぁ、興味がないので私は読みませんがね。    
    
    では、お体に気をつけてさっさとくたばって下さい。



                           売れっ子過ぎて困っているミケランジェロより




早々に破り捨ててやったわ、この若造が。
貴様の大作なぞ毛ほどの興味もないが、ワシの作品には謎が多いだと?
そんなもの知るか。
ワシはワシの描きたい様に描いているだけだ。
何故わざわざ絵に謎をこめなければいかんのだ。
これだから世間は阿呆で仕方がない。
ワシの絵にくどくど文句をつける前にまずは己の性根を鍛え直すが良い。

ああ、何だか頭が痛い。今日はもう寝ることにする。





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